コロナ禍の家探しでは“良い状態の中古物件”がおすすめ！

新型コロナウイルスの感染拡大は、これから家を購入する方にさまざまな影響を与えています。

行動に制約があったり、利用できる不動産会社が減ったりといった影響ですね。また、コロナ禍の家探しでは、“良い状態の中古物件”を狙うことをおすすめします。

今回はその理由について解説しましょう。

良い状態の中古物件を狙うべき理由は3つ

良い状態の中古物件とは、中古でありながらも、新築同様の見た目で、なおかつ設備等も充実している物件のことを指しています。 また、コロナ禍の家探しにおいて、良い状態の中古物件を狙うべき理由は、主に以下の3つです。

①現物をすぐチェックできる

コロナ禍の家探しにおいて、良い状態の中古物件を狙うべき理由としては、まず“現物をすぐチェックできる”ということが挙げられます。

新築物件の場合、未完成の状況で購入し、入居する直前に初めて完成した物件を見るということもあります。 ただ、このような場合、「思っていた出来栄えと違う」という状況が発生しやすいのも事実です。

コロナ禍の家探しでは、なるべくスムーズな行動が求められますが、もし契約後に物件の不備が見つかれば、場合によっては契約をキャンセルしなければいけませんし、そうなると家探しは1からやり直しになります。

したがって、なるべくスムーズに内見し、購入を完了させたいのであれば、良い状態の中古物件を狙うべきですね。

②すぐに入居できる

コロナ禍の家探しにおいて良い状態の中古物件を狙うべき理由としては、“すぐに入居できる”ということも挙げられます。

新築同様の見た目、設備が整っている中古物件は、入居するにあたって大規模なリフォーム等をする必要がありません。 また、すでにリフォームが完了しているような物件であれば、クリーニングさえも行わず、スピーディーに入居できる可能性もあります。

コロナ禍の家探しでは、人との接触をなるべく避けるという観点から、たくさんの家を内見するのは好ましくありませんし、狭い部屋で長居するのも良くないため、これは非常に大きなメリットだと言えますね。 逆に、状態のあまり良くない中古物件は、コロナの影響で工事業者の稼働が減っていることもあり、おすすめできません。

③値下がりのリスクが少ない

コロナ禍の家探しにおいて、良い状態の中古物件を狙うべき理由には、“値下がりのリスクが少ない”ということも挙げられます。

コロナの影響により、全体的に不動産価格が少しずつ低下している現在において、価格相場が非常に高い新築物件を購入することは、リスクでしかありません。

一方で、良い状態の中古物件の場合、今後価格が低下したとしても、新築よりは緩やかな曲線を描く可能性が高いです。

急いで物件を決めるのはNG

先ほど、コロナ禍の家探しでは、スムーズな行動を心掛けたり、多くの内見を避けたりする必要があると言いましたね。

ただ、これは「急いで物件を決めるべき」ということではありませんので、注意しましょう。 たとえコロナ禍であっても、従来の家探しと同じように、不動産会社選びや物件選び、内見でのチェックなどはしっかり行う必要があります。

また、内見時は室内に長居するのが好ましくない分、不動産会社に間取り図をもらっておいたり、チェックすべきポイントをまとめておいたりと、事前準備を徹底しなければいけません。

まとめ

ここまで、コロナ禍の家探しにおいて、“良い状態の中古物件”を狙うべき理由について解説してきました。

コロナ感染拡大に伴う自粛モードは、ここ最近少しずつ薄れてきているため、これからは徐々に家探しを中断していた方が、再度動き始めることが予想されます。

したがって、良い状態の中古物件が競合してしまう前に、なるべく丁寧かつスピーディーに購入活動を進めていくことを心掛けましょう。