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さいたま市に住む方が知っておくべき老人ホームの種類

さいたま市に住む方の中には、高齢の両親や祖父母と同居している方もいるかと思います。
このような世帯は、いずれ老人ホームを利用する可能性がありますが、一口に老人ホームといってもその種類はさまざまです。
今回は、さいたま市に住む方が知っておくべき老人ホームの種類について解説します。

老人ホームの概要

老人ホームとは、一定の高齢者の方が入所する施設に付けられた呼称です。
昔は“養老院”と呼ばれていた老人ホームは、もともと行政の措置による入所が一般的でしたが、介護保険法が成立して以降は、利用者本人や家族の契約による入所が基本となりました。
ちなみに、世間では“高齢者施設=老人ホーム”というイメージが強いですが、必ずしもそうとは限りません。
厳密には、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)、グループホームといった高齢者施設は、老人ホームには含まれません。
今回は、“老人ホーム”という名称が付いている高齢者施設についてのみ解説したいと思います。

さいたま市に住む方必見!老人ホームの種類

さいたま市に住む方が知っておくべき老人ホームの種類は、主に以下の4つです。

・特別養護老人ホーム
・養護老人ホーム
・軽費老人ホーム
・有料老人ホーム

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な介護保険施設です。
“特養”とも呼ばれます。
民間運営の有料老人ホーム等に比べ、低料金であることが魅力ですが、要介護3以上の方しか入居できないなど、条件が厳しく設定されています。
ただし、要介護1、2であっても、平成27年4月より前から入所している場合や、やむを得ない事情があると認められた場合は入所できます。
ちなみに、特別養護老人ホームは入居待機者が多く、入りづらいことで有名でしたが、入居条件が厳しくなったことで、それほど競争が激しくなくなった地域もあります。

養護老人ホーム

養護老人ホームは、生活環境や経済的に困窮した高齢者を養護し、社会復帰を促す施設です。
先ほど解説した特養が、中~重度の要介護者に向けた施設であるのに対し、養護老人ホームは介護の必要性に関係なく、環境的・経済的に在宅で生活することが困難な高齢者を対象としています。
“環境的”とは、身寄りがないなどの理由で、現在置かれている環境では、在宅での生活が厳しいことを指しています。
また、特養の主な目的は高齢者の介護ですが、養護老人ホームは高齢者の養護、社会復帰を主な目的としています。

軽費老人ホーム

軽費老人ホームは、60歳以上で、自立して生活することに不安がある身寄りのない方、家族による援助を受けることが困難な方などが入居できる、老人福祉法で定められた施設です。
食事サービスの提供があるA型、自炊のB型、食事・生活支援サービスの付いたケアハウス(C型)の3種類があり、A型およびB型は減少傾向で、今後はケアハウスに一本化されていきます。
ちなみに、ケアハウスには自立型と介護型があり、どちらも比較的安い費用で利用できるのが魅力です。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、“介護付き有料老人ホーム”とも呼ばれるもので、食事や清掃、身体介護、リハビリなど、施設スタッフによる幅広いサービスが受けられる施設です。
特養は、地方公共団体または社会福祉法人によって運営されていますが、有料老人ホームは主に民間企業が運営母体となっています。
また、待機者はそれほど多くなく、原則個室が用意されるというところも、特養とは異なる点です。

まとめ

ここまで、さいたま市に住む高齢の方がいる世帯に向けて、老人ホームの主な種類について解説しました。
さいたま市には、前述した老人ホームが数多く設置されているため、選択肢がなくて困るという心配は少ないです。
ただし、条件を満たさなければ入所できないのが老人ホームであるため、その辺りの詳細は事前に把握しておきましょう。

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