
コロナ禍の在宅勤務増加で住宅を購入する方も増加する?
新型コロナウイルスの感染拡大は、少しずつ勢いを緩めています。
しかし、東京ではまた少しずつ新規感染者が確認されるようになっているなど、決してまだ収束したとは言えない状況です。
また、コロナ禍の在宅勤務増加により、今後住宅を購入する方は増加する可能性があります。
今回はその点について解説しましょう。
コロナによって一気に増えた在宅勤務
在宅勤務は、以前から今後のスタンダードな働き方として注目されていました。
在宅勤務を導入すれば、業務の効率性は上がりますし、従業員の負担も減りますからね。 ただ、きっかけがなかったり、体制を整えるためのノウハウがなかったりして、なかなか導入できない企業が多かったのも事実です。
しかし、今回のコロナ感染拡大により、これまで二の足を踏んでいた企業も、続々と在宅勤務の規定やシステムを構築することとなりました。
では、コロナ禍の在宅勤務増加により、今後住宅を購入する方が増加するかもしれない理由には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?
①購入エリアの選択肢が広がるから
コロナ禍の在宅勤務増加によって、今後住宅を購入する方が増加するかもしれない理由には、まず“購入エリアの選択肢が広がるから”ということが挙げられます。
これまでは、通勤しやすいエリア(最寄り駅が近いエリア、住宅に面する道が混雑しにくいエリア等)に住宅を購入しなければいけないケースがほとんどでしたが、在宅勤務の場合、会社の場所を考えて住宅を購入する必要がありません。
極端にいえば、都心部の企業で働く方が、人里離れた山奥に住宅を購入することだって可能です。
もちろん、住宅購入時の立地選びは、通勤のしやすさだけを考慮するわけではありませんし、すべての業務を在宅勤務で行わない企業の場合は、この限りではありませんが、これまでよりも多くの選択肢から住宅を選べるようになるのは事実です。
②ワークスペースが必要になるから
コロナ禍の在宅勤務増加により、今後住宅を購入する方が増加するかもしれない理由には、“ワークスペースが必要になるから”ということも挙げられます。
かなり前から在宅勤務をしている方以外は、自宅で仕事をすることを考慮した住宅に住んでいません。
したがって、とりあえずリビングや寝室等に仮のワークスペースを設けているという方も多いでしょう。
ただ、オフィスと同じように自宅で仕事をこなすには、かなりの集中力と整った環境が必要になります。 そのため、即席のワークスペースでは、どうしても仕事に影響が出やすくなります。
このような状況を改善したい方が、今後正式なワークスペースのある住宅を購入する可能性は十分にあるでしょう。
③現在の住宅の悪い点が見えやすくなるから
コロナ禍の在宅勤務増加により、今後住宅を購入する方が増加するかもしれない理由には、“現在の住宅の悪い点が見えやすくなるから”ということも挙げられます。
これまで、仕事が忙しかったという方でも、コロナ禍の自粛期間や在宅勤務の開始に伴い、自宅にいるケースは増えていることでしょう。
また、普段いなかった時間に自宅にいると、「接道の騒音がうるさい」「昼間なのにあまり日が当たらない」といったように、現在の住宅の悪い点が見えやすくなります。
これにより、新しい住宅を購入しようと考える方も、少なからず増加することが予想されます。
まとめ
ここまで、コロナ禍の在宅勤務増加により、今後住宅を購入する方が増加するかもしれない理由を見てきましたが、いかがでしたか?
現在、在宅勤務をメインに行っているという方は、今後もしばらくその状況が続くこと、あるいは在宅勤務が定着することを見越して、住宅の購入を考えても良いでしょう。
ただ、もちろんその際には、予算や周辺施設の有無、設備等に関しても考慮する必要があります。