【最新】さいたま市の人口増加率や世帯数はどれくらい?
大宮や浦和、さいたま新都心など、さいたま市には住みたい街ランキングにも名を連ねるエリアがいくつかあります。
では、さいたま市の人口増加率や世帯数は、一体どれくらいなのでしょうか?
今回は、最新のデータである令和2年国税調査の結果を参考に、それぞれの数字について解説したいと思います。
人口増加率とは?
任意のエリアにおいて、一定期間内に増加した人口の割合を人口増加率といいます。
単純に、出生率から死亡率を差し引いた“自然増加”と、他エリアからの流入・流出を換算した“社会増加”とに大別されます。
また、減少した人口の概念も含め、“人口増減率”と表現することもあります。
世帯数とは?
特定のエリアにおける、住居および生計を同じくする者の集まり(世帯)の数を世帯数といいます。
ただし、複数人の家族だけに限らず、1人暮らしの方も“単身世帯”、“一人世帯”として、世帯数の中にカウントされます。
さいたま市の人口増加率について
令和2年国税調査のデータによると、さいたま市の人口は令和2年10月1日時点で132万4,591人となっています。
こちらは、前回調査(平成27年)より60,612人も増加しています。
以前から、さいたま市は関東屈指の人気エリアとして栄えていましたが、こちらのデータを見ると、ここ数年の間もその人気は衰えていないことがわかります。
また、さいたま市の人口増加率については、前回調査から4.8%のプラスとなっています。
こちらは大幅なプラスであり、前々回調査から前回調査(平成22年~27年)までの増加率3.4%を上回っています。
ちなみに、さいたま市の人口増加率は、毎年確実に数字が大きくなっているというわけではありません。
例えば、平成2年~7年の間には7%、平成7年~12年の間には5.1%と、さらに高い人口増加率をたたき出した期間もあります。
それでも、着実に人口が増加していることは事実です。
さいたま市の世帯数について
さいたま市の人口増加率に続いて、次は世帯数を見てみましょう。
令和2年10月1日現在、さいたま市の世帯数は58万658世帯となっています。
こちらは、前回調査(平成27年)のデータと比べて、47,499世帯も増加しています。
増加率でいうと8.9%です。
ただし、世帯規模を表す“1世帯当たり人員”に関しては2.28人で、前回調査の2.37人から減少しています。
つまり、世帯数は確実に増加しているものの、その割合としては単身世帯や夫婦世帯などが多いということです。
もちろん、1世帯当たり人員の減少が、必ずしもマイナスなデータであるとは限りません。
ポジティブに考えると、さいたま市がファミリー世帯だけでなく、単身世帯や夫婦世帯など幅広い層に愛されるようになったとも言えます。
行政区別の人口、世帯数について
さいたま市のすべての行政区が、前回調査(平成27年)と比べて人口を増加させています。
また、市全体に占める割合としては、南区が14.5%(19万1,635人)でもっとも多くなっています。
南区は、名前の通りさいたま市の最南端に位置するエリアであり、埼玉の中心街からは少し離れているものの、静かさと利便性を良いバランスで兼ね備えていて、特にファミリー世帯に人気があります。
ちなみに、世帯数についても、すべての行政区が前回調査よりも数字をアップさせています。
世帯増加数は、南区が7,694世帯でもっとも多く、増加率は埼玉スタジアムがあることで有名な緑区が14.1%でもっとも高くなっています。
まとめ
ここまで、さいたま市の人口増加率や世帯数に関するさまざまなデータを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
今後もしばらくの間、さいたま市の人口は増加し続けるでしょう。
もちろん、増加率に関しては期間によってバラつきが出るかと思いますが、現在もさまざまなエリアで開発が進んでいることを考えると、大きく減少することは考えにくいです。