不動産売却をした方の確定申告書作成方法~2021版~

不動産売却をした方が確定申告書を作成する際は、自宅のパソコンから、国税庁のホームページを利用すると便利です。
特に、初めて作成する方は、簡単なのでぜひ利用してください。
ここからは、“不動産売却をした方の確定申告書作成方法~2021年版~”と題し、国税庁ホームページで作成する際の大まかな流れを解説します。

①国税庁ホームページにアクセス

不動産売却をした方が確定申告書を作成し、2021年に確定申告をする場合は、まず国税庁ホームページにアクセスし、トップページ右上にある“確定申告特集”のバナーをクリックします。
すると、確定申告特集ページが表示されるため、その右上にある“確定申告書等の作成はこちら”をクリックします。
確定申告書等作成コーナーのトップページが表示されたら、画面中央部にある“作成開始”をクリックしましょう。
このとき、作成コーナーを初めて利用するという方は、画面下部にある“ご利用ガイド”に目を通しておいた方が良いでしょう。

②申告書提出方法の選択

前述の“作成開始”を選択すると、税務署への申告書提出方法を選択する画面が表示されます。
このとき選択できる提出方法は、以下の3つです。

・マイナンバーカードおよびICカードリーダーライタを利用し、申告書を送信する“マイナンバーカード方式”
・税務署で発行された“ID・パスワード方式の届出完了通知書”に記載されたID・パスワードを利用し、申告書を送信する“ID・パスワード方式”
・作成した申告書を印刷し、郵送等により提出する方法

③作成する申告書等の選択

申告書提出方法を選択したら、作成する申告書等の選択画面が表示されます。
作成する申告書等と、年分を選びましょう。
不動産売却をし、確定申告を2021年に行う方は、“令和2年分の申告書等の作成”をクリックし、続いて表示される“所得税”をクリックします。
その後、“作成開始”をクリックすれば、次の画面に進みます。

④売買情報等の入力

次に、入力する所得の種類を選択する画面が表示されます。
“入力する”をクリックすると、その所得の内容について入力する画面が開くため、土地を売却した内容を入力する場合には、“分離課税の所得”の“土地建物等の譲渡所得”の“入力する”をクリックしましょう。
その後は、売却した土地や建物に関する事項を、契約書などを参考に、画面の内容に沿って入力していきます。
入力する事項は以下の通りです。

・売却した土地等の所在地
・売却した土地等の売却代金
・売却した土地等の種類、面積、利用状況
・売買契約日、引き渡し日
・売却相手の住所、所在地、氏名等

すべて入力したら、画面右下の“入力終了(次へ)”をクリックします。

⑤譲渡費用等の入力

次の画面では、土地等を売却する際に支払った仲介手数料、売買契約書を作成する際に支払った収入印紙代など、譲渡に要した費用について、領収者などをもとに入力します。
入力後、画面右下の“入力終了(次へ)”をクリックします。
また、次の画面では、売却した土地等を取得した際の金額、取得年月日などを入力します。
取得した際の売買契約書などに記載されている内容を入力しましょう。

⑥その他の所得に関する事項の入力、作成完了

給与や年金といった収入、生命保険料控除や扶養控除がある場合は、その内容も入力します。
最後に、不動産売却をし、確定申告を2021年に行う方の住所、氏名、マイナンバーなどの必要事項を入力すれば、確定申告書の作成は完了です。

まとめ

ここまで、“不動産売却をした方の確定申告書作成方法~2021年版~”と題し、国税庁ホームページでの作成の流れを見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
いくつかのポイントを押さえておけば、自宅でも簡単に確定申告書が作成できます。
また、最近はコロナ禍でなるべく人との接触を避けたいご時世ですから、環境が整っている方はぜひ国税庁ホームページを利用してください。

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